2019.02.11 /

フジジュンのROCKどげん?1

ハレム 映像ディレクター藤田です。

ハレム メンバーに加入してもうすぐ1年。

デュエットグループから3ピースバンドに進化したハレム。

サイモン&ガーファンクルからグランドファンクレイルロードへ、

もしくはゴドリー&クレームからビースティボーイズへ。

このくらいの変化をもたらす気持ちです。

 

3人の共通の話題、飲み会での話はロック話がほとんどです。

仕事の話や会社の話をしないわけではないのですが

いつの間にかロック話になってしまう。

3人ともロック好き度の温度差、好みの違い、世代の違いは

ありますが概ねロックおやじなのです。

 

というわけでハレム ホームページが完成したので

仕事についてではなくロック中心にふじたブログを作りました。

(仕事の話もちょっとはしますけど)

 

私は1964年、佐賀市で生まれました。

高校卒業まで佐賀市で過ごし福岡の写真専門学校に行き、

レコード屋でバイト生活をしてその後福岡のCMプロダクションに

入り今に至る。ざっと言うとこんな感じです。

 

中学までは野球少年。(佐賀県大会優勝、ちょい自慢)

ロックとの運命の出会いは中3の時に従姉妹のロック少女に

連れて行ってもらったQUEENのライブでした。

JAZZ発売直後の1979年、3度目の来日、九電記念体育館。

坊主頭の野球少年にとって初めてのライブしかも外タレ、

それも絶頂期のQUEEN。

野球やりながらも

すでにロック全般に興味はあったのですがライブの衝撃で

受験勉強も野球もなんか違うような違和感が芽生えました。

 

ライブのシズル感は今でも鮮明に覚えています。自分なりの記憶ですが。

始まる前ケバケバのグルーピー風のお姉さんたちがはしゃいでて

ミニスカートからパンツが見えそうな感じとか甘い香水の匂いとか、

暗転と同時にみんなが持って来てた自転車のベルが会場全体に鳴り響くとか、、、、

(これは当時シングルヒットしてたバイシクルレースの中に自転車のベルが鳴るんですね)

ドラムの轟音とともにWE WILL ROCK YOUが始まる。

突然舞台下手の上にスポットライトが当たり光に包まれたフレディが現れて歌い出す。

そしてステージ中央に巨大な、おびただしい数のカラーライトが

せり上がってきて爆音とともにライブがスタート。

全身トリハダ脳天にロック電流直撃。

 

その年に出たLIVE KILLERS ではWE WILL ROCK YOUのR&Rヴァージョンから始まりますが福岡公演は違ってたと思います。

(どなたか大人としてこのライブに行った方います?ゴールデンウィーク、4月30日か5月1日公演)

 

坊主頭、中3の将来はこの時に決まりました。

 

今、映像ディレクターみたいな仕事を生業としてますが

ルーツはここにあるような気がします。

1979 4月30日、5月1日 九電記念体育館!!

1979年 QUEEN パンフレット!!

 

映画ボヘミアンラプソディ、皆さん見ました?

役者も似てるし頑張ってる。オープニングの編集もいい。

ライブエイドの観客とステージ側の合成も違和感ない。

脚本の流れもいい

ロック映画の中ではいい方だと思います。けど、、、、

自分の思ってる(思ってた)QUEENとはちょっと違和感があって

しっくりこないところもあるんですよね。すみません。

個人的な感想ですので。

 

QUEEN話ついでに2つほど。

東郷かおる子さんの本に出てくるジョンディーコン話が好きです。なぜこれを覚えてるかと言うと自分が観た同じ1979年の大阪公演の話だから。インタビューをフレディ以外の3人とする予定だったがロジャー、ブライアンを終えてほっとしたのかジョンディーコンのインタビューを忘れ片付け始めていたらジョンがあらわれ彼女は慌てて紅茶の入ってるカップにコーヒーを継ぎ足した。それを飲んだジョンが「この紅茶、コーヒーの味がするね」とニッコリ笑ったと言う話。なごみますな、ジョンディーコン。

 

もう一つは、東京でCM音楽を一緒に作ってたアカシさんが、なんとQUEENファンクラブの会長だったのです。QUEEN話になるとオタクすぎてついていけなくなるんですがクィーン愛は今まで会った人の中で一番だと思います。アカシさんはブライアンに直接会って記念品?を渡したこともあるそうです。一緒にクィーン展やライブに行ったのが懐かしい。

そんなこんなで

坊主中3はQUEENと出会ったことでロックを知り、

その後パブロック&パンク、ニューウェーブへとまっしぐら。

 

恩義があるQUEENはすぐに忘れレコードも売ってしまった

失礼なやつ。

(今は買い直して持ってますけどね)

 

 

 

自分の根っこ。

 

私にはコンテを書く前に必ずやることがあります。

音楽を先にイメージするということです。

映像を考える前に音楽を考える。

映像との相性、距離感などを踏まえて

自分のストックから探します。

全てそうしてるってわけではないのですが、、、、

多い時は20曲くらいピックアップします。

 

曲を見つける作業をすることによって

頭の中が整理でき

映像のアイデアが浮かんできます。

(浮かばない時もあります)

 

自分にとって音楽ストックは非常に重要です。

引き出しは多いほどいい。

 

私は20代前半、映像業界に入る前レコード屋でバイトしてました。

この時代にたくさんの音楽と出会い、そしていろんなジャンルの音楽を知りました。

その経験は今の仕事にとても役に立っていると思います。

 

レコード&CDを買うのは仕事のためだと言っても過言ではありません。

レコード&CDは場所もとります。家族から文句を言われることもあります。

しかしこれは仕事のためなのです。

 

レコードコレクターって言えるほど所有枚数はありませんが(現在7000枚程度)

そんな音楽ストックの中から

今回最初なので自分の根っこの音楽を紹介したいと思います。

 

(これはいい音楽を紹介するというものではなく個人的な好み、個人的な意見、偏見ですので。興味のある方はハレム まで)

 

THE PIRATES / OUT OF THEIR SKULLS 1977

福岡と言えばパイレーツです。70年代に復活してからのパイレーツ。A面ライブB面スタジオ録音。プロデュースはインメイツなどを手がけたヴィックメイルさん。おじさん3人組。とにかくA面ライブが強烈で美しい。しびれます。後年、ギターのミックグリーンおじさんがジュールズホランドのレイター(BBC)でヴァンモリソンやポールマッカートニーのバックで出てたのを見ました。渋い。余談ですが「だっちゅうの」のパイレーツ昔撮影しました。

 

DR.FEELGOOD / A CASE OF THE SHAKES 1980

福岡と言えばドクターフィールグッドとも言えます。あえてウィルコ時代ではなくジッピーメイヨー時代の1枚を。ニックロウプロデュース。ジョニーギター時代まではなんでも許せます。映像で見るリーブリロー先生は想像よりデカくてビックリ。フィールグッドを知ってからパブロック全体へ行き、ストーンズからブリティッシュビートへ、R&Bからブルースへ一気に興味が広がりました。

 

ROCKPILE / SECONDS OF PLEASURE 1980

説明不要なパブロック界の名盤。どの曲も素晴らしい。気持ちいい。後年不仲になるニックさんとデイブさんですが、この1枚は幸せたっぷり。ジャケットがイマイチなとこも許せます。初回盤には二人でアコギでやったエヴァリーブラザーズカヴァー4曲EPがついてました。これがまたとろけるような幸せ空間。何度も何度も聞きました。癒されました。今回選んでないですけどニックロウ在籍、BRINSLEY SCHWARZ ブリンズレーシュウォーツ時代の名曲PIECE LOVE & UNDERSTANDINGにも何度も癒されてます。ニックロウの出す波長が自分にとって一番癒されるツボなのかも。

 

IAN DURY & THE BLOCKHEADS / DO IT YOURSELF 1979

最初の印象はファンキーで大人っぽいけど、とっつきにくい。当時流行ってたロッドスチュワートのアイムセクシーみたいな空気ではない。ジメッとしてるけどクール、優しくて激しい。ふざけてるようでシリアス。ドスの効いた声で囁く。どんどん深みにハマってしまう一級品の沼ファンクロック。見た目もインパクトありました。7歳の時に感染した流行性ポリオで小児麻痺になり下半身が不自由に。杖をついて毒を吐く、凄みあり。芝居風味の自虐ユーモアにも圧倒されます。前作のNEW BOOTS AND PANTIESは傑作。チャズジャンケル、チャーリーチャールズ、ノーマンワットロイの強力な布陣そのままの次作、DO IT YOURSELF。タイトルもナイス!ジャケットの壁紙柄が27種類ある洒落たアイディアも好き。

 

LEW LEWIS REFORMER / SAVE THE WAIL 1979

パブロックバンドで変化球なし、ストレート勝負なバンドはたくさんありますがこの人たちはその中でもトップクラス。他にもカウントビショップス、ナインビロウゼロなんかも好きですが、やはりルールイスです。疾走感バツグン。1曲めJAMES BROWNのカヴァー曲DO JUST WHAT YOU WANT の原曲からの変わり方がすごい。ジャケもかっちょいい。

 

JOHN SPENCER’S LOUTS / THE LAST LP 1978

パブロック界の名人、仙人?、伝説?の人。ジョンBスペンサー。曲よし、歌よし、演奏よし、完璧な一枚。この人にたどり着く為にパブロックを聞いてきたんじゃないかと思わせる一枚。バンドメンバー、ジョニーGのアルバムも全部好きです。パブロックはここまでにしますが、他に思い入れが強いのは INMATES  GRAHAM PARKER ELVIS COSTELLO   WRECKLESS ERIC   IAM GOMM です。

 

DAMNED / BLACK ALBUM 1980

ファーストはパンク名盤だから言わずもがなという事で、あえて4枚目のブラックアルバム。たぶん、まだ現在進行中のダムド。数年前にパンクスプリングで見た時にはやや懐メロバンドになってて悲しかったけど、ダムドですから仕方なし。キャプテンもいなかったし。混沌とした状況がダムドって感じですもんね。結成当時からメンバーの入れ替わり激しいし。良くも悪くもダムドですから。このアルバムまでキャプテン在籍。ニューウェーブの波に乗ってかどうかはわかりませんがゴシックダムドになる前の凛々しい姿がある。

 

RAMONES / PLEASANT DREAMS 1981

遥か昔、ラモーンズのコピーバンドしてました。ラモッズって名前で。初期の4枚もいいのですが、5、6、7枚目、中期?のラモーンズポップ路線3部作(私が言ってるだけですが)エンドオブセンチュリー、プレザントドリームス、サブタレイニアンジャングル、売れ筋プロデューサー起用。エンドオブセンチュリーにいたってはフィルスペクター。レコード会社もひっくるめて勝負に出たポップ3部作。その真ん中の1981年作。3部作の結果はそんなに売れなかったんですが好きです。8枚目TOO TOUGH TO DIEでハード路線にあっさり変更。これも好きです。まあ全部好きって事です。最年長バンドリーダー規律に厳しい鬼軍曹、ギターのジョニーラモーンさんがいたから長く愛されるバンドになったんでしょうね。素晴らしい。1980年初来日、大博多ホール、高1学生服のまま佐賀から高速バスに乗って見に行きました。

 

REVILLOS / REV UP 1980

前身バンド、レジロスのCAN’T STAND THE REZILLOS(1979)はパンクマスターピースなのでパス。レヴィロスになってからを。高速回転パンクロックンロール。理屈なし。ポップでキュート。カラフルな子供番組が似合いそうな衣装も含めて全てOK。このLPには入ってないがガールズグループ、EXCITERSのTELL HIM カヴァーは秀逸。ジャケットデザインも好き。

 

MADNESS / ABSOLUTELY 1980

去年の来日公演、次女と一緒に行きました。楽しみました。自分の中ではロンドンを一番感じさせてくれるバンド。ユーモアといい、サッグス兄さんの飾らないところ、気前のいい感じ、ふざけた感じ、そして哀愁あるメロディ。キンクスのレイデイヴィスに近い感じがするのは私だけ?ファーストのONE STEP BEYONDはマストアイテムなのでパス。セカンド、邦題が「独裁宣言」。まあいいんですけど。マッドネスはPVのセンスがいい。お金をかけて作ってるわけではないけど楽しませてくれます。ロンドンバスを舞台にしたサードアルバム「7」収録CARDIAC ARRESTのPV、スーツケースの中から小さいヴィブラフォンを出して叩くシーンがなんともステキ、ナイスアイディア!

ROCKどげん?2へ続く。