2019.04.27 /

フジジュンのROCKどげん?5

 

(敬意を込めて敬称略)

PER CUSSION / DON’T STOP 1987

PER CUSSION / Per Tjernberg スウェーデン人のパーカッショニストが

作ったアフロテイストヒップホップファンクLP。とびきりのFUNKかっこいいです。

買ったきっかけはメンバーにドクタージョン(MAC REBENNACK)が

入っていたこととジャケットがそそることのみ。

ラッパーのグランドマスターファンクって人もいい。グランドマスターフラッシュではないです。

 

ヒップホップとの出会いはカーティスブロウでした。邦題がおしゃべりカーティス。

ジャケットとのイカツイ写真とは合わないお茶目な題名のレコ帯が印象的でした。

まだラップって言葉が一般的ではなかった。その後ワイルドスタイルのカセットが出てトミーボーイ、

シュガーヒル、そうこうしてるうちにアフリカバンバータがきて、RUN DMC、デラソウルで

トドメがビースティ。自分の記憶だとこんな感じなんです。

 

 

VARIOUS ARTISTS / NUGGETS ORIGINAL ARTYFACT FROM THE FIRST PSYCHEDELIC ERA 1965-1968

60年代後半ビートルズを筆頭にブリティッシュインベイションの影響を受けて

アメリカの少年たちはバンドを組みアメリカ全土で大バンドブームに起こります。

その記録の一部がこのLPです。ざっくりした説明で申し訳ありません。

後にライノレコードでシリーズ化もされた「ナゲッツ」計27組のバンドオムニバス。

有名なバンドは一つもありません。ガレージパンクの原形、荒削りなものが多いですが面白い。

やや気になるバンドも入ってます。エレクトリックプルーンズ、スタンデルズ、シャドウズオブナイト、

シーズ、カウントファイブ、トッドラングレンがいたナッズ、テッドニュージェントのアンボイデューク

スなど。一発当てて有名になったるで感や、俺たちはこれしか出来ねえ文句あっか感など様々な思いが渦

巻くバンド絵巻。楽しいです。

プロデュース、編集したのはパティスミスグループ、ギターのレニーケイ。素晴らしい仕事!

 

 

DR.JOHN / GUMBO  1972

HUEY‘PIANO’SMITH & HIS CLOWNS / HAVING A GOOD TIME

ドクタージョンのガンボ。ガンボとはニューオリンズのごった煮みたいな料理名。

ニューオリンズはジャズ発祥の地として有名ですがR&RやR&Bの誕生にも深く関わる場所。

ご機嫌な音楽が溢れる街。そのニューオリンズミュージックの入門書的LP。

全曲グッド!深みにハマると抜け出せない病み付き骨抜きメロメロになります。

ニューオリンズはタレントも豊富。プロフェッサーロングヘア、スマイリールイス、デイブバーソロ

ミュー、ファッツドミノ、アラントゥーサン、アールキング、リードーシー、ディキシーカップス、ミー

ターズ、ネヴィルブラザーズなど。

そしてガンボB面に入ってるヒューイピアノスミスメドレー。

重要人物だけでもこんなにたくさんいます。

ドクタージョン2013年ビルボードでの来日ライブ行きました。さすがに高齢なのでノリノリではなく、

ギター演奏もなし。

 

 

FLAMIN’GROOVIES / SHAKE SOME ACTION  1977

フレーミングルーヴィーズ。サンフランシスコ出身。

60年代後半パーティ、ガレージバンドとして出発。

B級ロックンロールバンドが70年代後半にイギリスでちょっとブレイク。

苦節12年。デイブエドモンズ全面バックアップで録音。B面までいっきに聴ける好盤。

 

 

ROXY MUSIC / AVALON 1982

ロキシー&ブライアンフェリー、正直言うと大好きってわけではありません。

ダンディな姿で汗だくなライブは好感持てるけど夢中になるまではいかない。

しかしこのアルバムだけはよく聴きます。

ツボを知ってる職人たちが集まり気持ちよく作り上げた感じ。ボブクリアマウンテンのミックスが

素晴らしい。当時としては画期的な音の良さ。ビビりました。大人な仕事。

 

 

JOHN LENNON / ROCK’N’ROLL  1975

ジョンレノンが射殺されたのは高校2年の時でした。

ニュースを見たパンク少年の印象は「へぇー」というくらい。

当時ビートルズ好きの友達もいましたがちゃんと全部聴いてたわけではなく

赤盤&青盤くらいの知識で思い入れもそれほどありませんでした。

高校卒業してビートルズを全部聴いてやるぞと思い立ち中古盤屋へ。

ちょうどビートルズ人気も落ち目な頃ですぐに揃いました。

213曲しかありませんから現役のストーンズに比べると楽です。

そのままソロ作品まで一気に行ったのですがポール、ジョージ、リンゴ作品にはピンと来なくて

途中で断念。

しかしジョンレノンソロ作品にはハマりました。

その後またビートルズに遡って真剣に聴いていった感じです。

ジョンソロ作品はある意味強烈で重くてクセが強い。

更にオノヨーコ作品も併せて聞くといい意味でかなり疲れます。パワーが半端ない。

ジョンの魂、イマジンなどとは違った感じで聴けるロックンロールが好きです。

全曲カヴァー。ハンブルク時代のジャケット写真もかっこいい。

前を歩くボケ人物はポール、ジョージ、スチュワートサトクリフ。

 

2009年に出た「BEATLES MONO BOX」には驚きました。

特に初期作品は別物のような生々しさ。ビートルズ再発見。

 

 

FELA ANIKULAPO KUTI / BLACK PRESIDENT 1981

ミュージックマガジン、中村とうようさんの大衆音楽の真実が発売されたのをきっかけに

ワールドミュージックに興味が湧き、そのままアフロビートへ。

キングサニーアデ、エベネザーオベイ、ザイコランガランガ、パパウェンバ&ヴィヴァラムジカなど

それぞれ魅力がありました。しかしフェラクティはLPもなく情報も少なかった。

唯一中古盤で手に入れたのがこれでした。

フェラ アニクラポ クティ、ナイジェリア、ラゴス出身。

フェラ流アフロファンクビートに政治的メッセージを乗せ独自の世界を作り出す。

戦うアフロファンクマスター。陶酔、恍惚、情熱、混沌、猥雑、延々と続くアフロビートが全てを飲み込

んでいき爆発寸前フェラの低い声で民衆に語りかける。コール&レスポンスGROOVE。

なんと逮捕歴が12回!

国内版が出ていなかった頃、海外ロケでパリに行った時LPボックスセットを二つ買いました。

手荷物にしたため、めちゃ重たかった思い出があります。

 

 

TELEVISION / MARQUEE MOON  1977

RICHARD LLOYD / ALCHEMY  1979

テレヴィジョン、最初の印象は斬新な名前だなと。

ジャケット写真もザラザラな質感で飾り気ゼロ。表情もデザインも無愛想。媚びた感じ一切なし。

直感でジャケ買いしました。

トムヴァーレインの引きつったハイトーンボーカルもいいが2本のギターフレーズの絡み方が絶妙。

 

今年の初めニューヨークロケでトムヴァーレインがバイトしていた「ストランドブック」に行きました。

古い写真集などたくさんありました。

ちなみにテレビジョンの名前はTOM VERLAINEの頭文字だそうです。

ギター、リチャードロイドのソロも好きです。高校生の時にトムヴァーレインと出会い

テレヴィジョンに参加。早熟。

 

 

JONATHAN RICHMAN & THE MODERN LOVERS

/ ROCK & ROLL WITH THE MODERN LOVERS  1977

ジョナサンリッチマン。マサチューセッツ州出身。ジョナリチさん和みます。

身の回りの小さな出来事とか、見過ごされている事とか、

ちょっとした情景とかを独特の視線で歌にする人。ある意味アメリカ人のレイデイヴィス的アプローチ?

ヘナチョコ風な歌い方は多少演出が入ってるようにも思えますが惹きつけられます。

歌が上手いとか、かっこいいとかそんな目で見たらいけません。

 

 

KINKS / SINGLES 1964-1970

ブリティッシュビートを聴き始めた当時日本のSMSサウンズマーケティングシステムというレコード会

社から初期パイレコード時代パーシーまでのLPが再発されました。

ビートルズは中古盤がかなりあったのでよかったのですが

キンクス、ストーンズは中古盤がなかなか出ません。

地道にパイ時代から順を追って集めました。中期RCA時代&アリスタ時代までは遠い道のり。

レコード代金を貯めるため、ご飯は食パンにマヨネーズと水のみ。たまに贅沢してコーラ。

空腹を我慢するのはいいのですが聴きたい気持ちを我慢するのがもどかしい。

そんな気持ちを一旦抑えるために買ったシングル集。名曲ばかり!

特に好きな曲は「tired of waiting for you」「set me free」「till the end of the day」

「sunny afternoon」「dead end street」「waterloo sunset」「autumn almanac」

「wonder boy」「days」「drivin」「victoria」

レイデイヴィス独自の切り口で描かれるイギリス人ならではの自嘲的思考と人間愛。

メロディもある時は激しく、ある時はメランコリックに憂いに満ちて哀愁を気取って歌い上げる。

基本は自然体だが芝居じみた演劇派にもなれる。

ミュージックエア LATERに出演した時ジュールズホランドとのインタビューがあまりにも普通で

大らかなオジサンだったのでびっくりしました。もっとひねくれてるオジサンだと思っていたのに。